受験にも知育にも興味ない 東大卒ママの育児日記

受験にも知育にも興味ないズボラな東大卒の二児の母が、おすすめの育児書や絵本を紹介したり、教育についての思いをつらつらと語ります

【育児書】 『小児科医の僕が伝えたい 最高の子育て』 その2

前回の記事の続きです。

「自己肯定感とほめ方」の他に、個人的に面白かったのは、厄介な子供の思春期について触れた章と、「まばたき」の重要性について触れた章。

備忘を兼ねて引用しておきたいと思います。

遺伝子が激しく“点滅する“時期が思春期です。たとえばそれまで眠っていた性ホルモンの遺伝子が急に明るく輝きだすのです。いわば「人生最大の遺伝子イルミネーション・ショータイム」です。

自分の反抗期が我ながら酷かったので、今は可愛い盛りの我が子の行く末もある程度は覚悟しているのですが、それでもきっと、実際に思春期の我が子と向き合うのは大変なことでしょう。

心が折れそうになったら、先生のこの言葉を思い出して、

「It’s a show time!!」と心の中で叫びながら静観できるようにしたいと思います。

「まばたき」については、オバマ元大統領が、スピーチ中にまばたきが多いと指摘され、修正するトレーニングを受けたこと、などを例に挙げ、相手の心を落ち着かせたり、説得力を増したりするのに、「ゆっくりまばたきする」重要性を語っています。

たかが、まばたきなのですが、意識して「ゆっくり」やってみると、目力がつくというか、「このひとになら、ほんとうの気持ちを話してもいいかな」と思わせるなにかが宿るかもしれません。反対にぱちぱちとまばたきをくり返すと、相手に不信感、不安感を与えるものです。(略)

妻がゆっくりとまばたきをしながらぼくの話を聴いてくれると、仕事の疲れもしがらみも、すうっとほどけていきますね。大人の男でもそうなのだから、子どもたちにはもっと効くのかもしれませんね。ぜひ、子どもとの関係に行きづまったら「ゆっくりまばたき」をお試しください。もしかしたら、子どもたちだけでなく、おとうさんにも喜んでもらえるかもしれませんよ。

そう言えば、『モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリオ教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達心理学博士が語る自分でできる子に育つほめ方叱り方』(だからタイトルが長いってw)でも、後半で「アクティブ・リスニング」に触れていて、「アクティブ・リスニング」の4つのポイントの一つとして「ボディ・ランゲージ」の重要性を挙げていました。大人であっても、コミュニケーションは言葉以外の要素が50%以上を占めると言われますから、子どもとのコミュニケーションでは、「ボディ・ランゲージ」がいかに大切かが分かります。

自分のまばたき、意識したことなかったですが、せっかち早口な私は、もちろんパチパチせわしなくまばたきしていることでしょう、、、「呼吸」と「まばたき」はコントロールが難しいですが、だからこそ、常々意識して、焦らずゆっくりと心がけることで、子どもの心の声を聞くゆとりを持てる自分でありたいなあ、と思いました。